20.George Michael 英のシンガー

音楽

George Michael(ジョージ・マイケル)は、英の男性シンガーです。WHAM!(ワム)のメインボーカルだった彼が、グループを解散して1987年ソロデビューしました(ジョージが24歳の時)。

 

まずは、彼のファーストアルバム『FAITH』(フェイス 1985年)から、シングルカットした曲、FAITHをお聞きください。

1.FAITH(フェイス 1985年)

パイプオルガンの音から始まり、その後、アコースティックギターが流れ、軽快なポップスが流れます。
WHAM!(ワム)の時も、数々のヒットナンバーを飛ばしましたが、ソロとしても成功を始めます。同じ名前のアルバム『FAITH』には、数々の名曲が入っています。ここでは、下記の2曲を紹介します。

2.MONKEY(モンキー 1988年)

この曲も軽快ですね。今でも古びた感じがなく聞けますね。歌の意味として、麻薬中毒者をMonkey(猿)となぞらえ歌っています。反ドラッグを示した歌ですね。
(皮肉にも晩年、彼がドラッグをやめれなくなることになります。ドラッグは絶対、手を出してはいけないです。)

 

3.One More Try(ワン・モア・トライ 1988年)

スローなテンポのバラードです。ジョージの美しい声をよくあってますね。

 

4.I Want Your Sex(アイ・ウォント・ユア・セックス 1988年)

衝撃的な曲名ですが、内容は真面目な曲で、1vs1の愛が一番楽しいという曲です。この時期、歌手のジョディー・ワトリーと付き合っていた?という報道が出ていますが、真実のほどは確かではありません。

 

彼はWHAM!(ワム)時代にも、ソロ名義でシングルを出しています。

5.Careless Whisper(ケアレス・ウィスパー 1984年)

この曲は、今(2024年)、40代以上の方はどこかで聞いたことがあると思います。そうです。昔、西城秀樹がカバーして歌ってました。下記にその曲を紹介します。

抱きしめてジルバ(1984年)

当時、ヨーロッパで一番うまいとされたジョージの歌をカバーする西城秀樹は流石です。とても、よく歌いきっています。他、このアルバムは沢山の良い曲が入っています。図書館で見つけたら、即借りましょう!

ジョージは、アルバムFAITHを発表する前、黒人の女性シンガーの大御所アレサ・フランクリンともデュエットで曲を出しています。これも名曲なのでご紹介します。

6.I Knew You Were Waiting (For Me)  (邦題:愛のおとずれ 1987年)

軽快な曲ですね。アレサの力強いボーカルとジョージの伸びやかな声がとてもあっています。この曲も大ヒットして、アメリカ、イギリスなどヒットチャートで1位を獲得します。

 

アルバムFAITHの大ヒットに続き、2枚目のアルバムがリリースされたのは1990年でした。題名は『Listen Without Prejudice Vol.1』(リッスン・ウィズアウト・プレジュディス)で和訳すると、「偏見(Prejudice)無しで聞いてくれ」という意味になります。当時、発売当日にレコード屋に予約して買いに行き、ウキウキしながら帰途についた事を覚えています。このアルバムは、前作FAITHと比べると地味な曲が多く、評価は賛否両論でしたが、全米No1のシングルを続出するなど、内容は良いと言えるものになっています。

そのアルバムより、まずこの曲を紹介いたします。

7.Freedom! ’90(フリーダム90 1990年)

論評なしでかっこいいですね。まずはこの歌をじっくりお聞きください。

この歌には伏線があって、WHAM!時代に歌っていたFreedom(1985年)の1990年バージョンです。もとのFreedomも良い曲なので下記に紹介します。

8.Freedom by WHAM! (フリーダム 1985年)

ビデオの冒頭に、なぜか東洋の田舎町が流れます。何故?・・・と思うかもしれませんが、ワムは1985年中国でコンサートを開いたからです。当時、中国では海外の音楽を禁止されており、西洋のアーチストが初めてコンサートを開いた瞬間でした。ジョージもよくインタビューで、中国公演に興奮した事を話しています。(曲は、1分12秒位から始まります。) 曲だけを聞きたい方は、下記にイギリスでのライブ映像も上げておきます。

Freedom by WHAM!  ライブバージョン

9.cowboy and angels(カーボイ・エンド・エンジェルズ 1990年)

とても優しいメロディーですね。大人の歌って感じですね。このアルバムは、私自身、前作と比べて「面白くない」とか「内容が落ちた・・・」と思っていましたが、聞けば聞くたびによくなるスルメイカの様なアルバムで、当時は何十回もカセットで聞いていました。

 

■その後
その後、レーベル会社である米ソニーミュージックエンターテイメント(SME)と対立します。当時のSME社長だったトミー・モトーラ氏が、2作目の売れ行き不調を酷評し、これを怒りを覚えたジョージは「SMEはアーチストを大切にしない」とし、契約解除をもくろみ、裁判を行います。ファンであった私も、次作を早く聞きたいと思いつつ、どうなるんだろう・・・て見ていました。結局、ジョージが敗訴して、新しいレーベル会社へ行きます。

その間、AIDSのチャリティー・アルバム『RED HOT + DANCE』に参加し、楽曲を3曲提供します。下記にその曲を紹介します。

 

10.Too Funky(トゥー・ファンキー 1992年)

この曲はシングルカットされ、全米や英でまたもヒットを飛ばします。他の2曲はシングルカットはされてませんが、名曲なので下記にあげておきます。

11.Do You Really want to know?(1992年)

30年前の曲とはいえ、今も新鮮ですね。

 

12.Happy(1992年)

この曲もノリが良いですね。

 

その後、5作程のアルバムを出すのですが曲調がかわり、私自身も少しは聞いてますが、大人の曲になったといいましょうか、バラードやスローテンポの曲が多くなります(もちろん、これらの曲も全世界で大ヒットしています)。当時、若者であった私はそれを嫌って聞きませんでしたが、年をとった今は、なんかしっくり聞けています。1作目、2作目聞いて、興味があれば聞いてみても良いと思います。

ジョージ・マイケルは、未だ若く今後の新作も期待されたのですが、2016年イギリスの自宅で病死しています。(享年53歳)合掌。

 

3作目『Older』(1996年)

4作目 『Songs from the last century』(1999年 ※カバーアルバムなので、彼オリジナルの曲は無いです。どちかと言うとスローなテンポな曲が多いです。)

5作目『Patience』(2009年 ペイシャンス=忍耐と言う意味)

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました