Prince(プリンス)は、1978年頃から活動をスタートさせます。ファーストアルバムは、不発だったものの、その音楽センスが認められ、次第に頭角を出して行きます。
プリンスには、いろんな逸話も多く「1日で10曲作曲し、未発表曲のストックは無限にある」とか「楽器は、ギターからピアノ、ドラムもなんでも演奏できる」などがあります。プリンスは、彼のバックバンドであるThe Revolutions(ザ・レボリューションズ)と組み、Prince & The Revolutionsとして活動します。そんな彼の代表作であり、初のビッグヒットとなったアルバム『パープル・レイン』からタイトル曲であるパープル・レインを聞いてみましょう。
- 1.Purple Rain(パープル・レイン)1984年
- 2.Let’s Go Crazy(レッツ・ゴー・クレイジー)1984年
- 3.When Doves Cry(邦題:ビートに抱かれて)1984年
- 4.Raspberry Beret(ラズベリー・ベレー)1985年
- 5.Around the World in a Day(アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ) 1985年
- 6.KISS(キッス) 1986年
- 7.Anotherloverholenyohead(邦題:アナザー・ラバー) 1986年
- 8.Sign of The Times(サイン・オブ・ザ・タイムズ) 1987年
- 9.U Got The Look(ユ・ガット・ザ・ルック) 1987年
- 10.I Could Never Take the Place of Your Man(邦題:プレイス・オブ・ユア・マン ) 1988年
- 11.Alphabet St.(アルファベット ストリート)1988年
- 12.Glam Slam(グラム・スラム)1988年
1.Purple Rain(パープル・レイン)1984年
この曲は衝撃的でしたね。彼のように裏声を多様したり急に叫んだり(しかしリズムはある)、歌う人はこれまでいませんでした。彼オリジナルの表現方法ですね。(原曲は7分と長いのでショートバージョンである楽曲をのせています。下記は、オフィシャルのミュージックビデオです。)
Purple Rain オフィシャルMV
(プロローグが長いので、途中スタートしています。)
このアルバム(パープル・レイン)は、これ以外にも名曲が入っており、次の2曲を紹介します。
2.Let’s Go Crazy(レッツ・ゴー・クレイジー)1984年
今(2021年)でも色褪せないですよね。ギターがかっこよいですね。
3.When Doves Cry(邦題:ビートに抱かれて)1984年
彼のビデオは、裸でプリンスが出演したりなど、いろいろ過激な面もありますが、視覚的にも楽しませてくれます。
その後、自身7枚目のアルバム『Around the World in a Day』(アラウンド・ワールド・イン・ア・デイ)を発表し、全米や英でも大ヒットとなります。前作『パープル・レイン』とはガラリと変えたアルバムで、よりポップ色を強くしたアルバムでした。その中より、次の2曲をお聞きください。
4.Raspberry Beret(ラズベリー・ベレー)1985年
5.Around the World in a Day(アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ) 1985年
このアルバムのタイトル曲は、シングルカットはされませんでしたが、心地よく面白い音楽です。下記にあげましたので、聞いてみてください。
ちなみにこの動画の画像は、同アルバムのジャケットです。これが30cm×30cmの大きさであったので、インテリアとしても使えそうです。(昨今のレコードブームで、レコードも安価に購入できるみたいです。)
1986年には、8作目のアルバム『Parade』(パレード)を発表します。その中より、おすすめ曲KISSをお聞きください。
6.KISS(キッス) 1986年
面白い曲ですね。プリンスは、ずっと裏声で歌ってますが、つい聞き入ってしまいます。ビデオも、プリンスの軽快なダンスが見れたり、官能的なシーンがあってGOODと思います。(ビルボートでも1位になりました。)
このアルバム(PARADE)から、他3曲シングルカットされます。どれも良い曲ですが、あまりヒットチャートの上位に行きませんでした。その中より、個人的に好きな曲を紹介します。
7.Anotherloverholenyohead(邦題:アナザー・ラバー) 1986年
その翌年1987年には、なんと2枚組のアルバムを発売します。リリースのペースが早い・・・。タイトルは『Sign of The Times』(サイン・オブ・ザ・タイムズ)です。1日に作曲を10曲するというのは、あながち嘘ではなさそうですね。
そのサイン・オブ・ザ・タイムズより、そのタイトル曲をお聞きください。
8.Sign of The Times(サイン・オブ・ザ・タイムズ) 1987年
軽快なポップスですね。これも全米や英で大ヒットと飛ばし、ヒットチャートの上位にきます。(米では3位、英では6位)最近でも、日本のTV番組のBGMなどにたまに使われてるのを見ます。
同アルバムは2枚組で16曲も入っており、どの曲も名作ばかりです(シングルカットされなかったのも良い曲が多い)。この後も、プリンスは沢山のアルバムを出すのですが、このアルバムは最高傑作と言われています。図書館などにある事も多いので、見つけたら聞きてみましょう。
あと、歌詞はエッチな内容が多いですが、日本語の対訳を読みながら聞くとドキッとする歌詞にも出会えます。英語の勉強にもなるので、一度歌詞カードを読むのもおすすめです。
このアルバムより、シングルカットされた2曲を紹介いたします。
9.U Got The Look(ユ・ガット・ザ・ルック) 1987年
ノリの良い曲ですね。ちなみに、このUとはYOUと同じ意味です。曲名の意味は、「あなたは、美貌を手に入れた。」と言う意味です。
10.I Could Never Take the Place of Your Man(邦題:プレイス・オブ・ユア・マン ) 1988年
私は、CDからテープへ写し、それをよく聞いていたので、このMVは初めて見たのですが、舞台演出も面白いですよね。女性が無言でプリンスを睨みつけたり、周りを歩いたりと。この曲も全米や英で大ヒットします。なお、ビデオに出てくるきれいなドラマーのお姉さんは、シーラ・Eです。ドラムを叩く姿もかっこよいですね。
このプレイズ・オブ・ユア・マンには、別バージョンがあり、これがかっこいい。YouTubeにもあったので上げておきます。
少し曲が長くなってますが、プリンスのギターソロがかっこよいです。
余談ですが、このサイン・オブ・ザ・タイムのライブを私は見に行きました(大阪城ホール)。舞台のし掛けもいろいろ凝っており、アメ車に乗ったプリンスが空中で回ったり等、ド派手な演出を見た事を覚えています。
その翌年1988年にもアルバム『Love Sexy』をリリースします。今のご時世でも、こう毎年出すアーチストはいませんよね。プリンスは、それだけ創作意欲がすごかったと思います。
このアルバムも前回同様、好評を博します。その中から、次の2曲をお聞きください。
11.Alphabet St.(アルファベット ストリート)1988年
12.Glam Slam(グラム・スラム)1988年
曲もさることながら、舞台演出が面白い。現代でも、十分通用しますね。きっとプリンスは、コンサートにくるファンを楽しませたかったかなと思います。
この後も、毎年アルバムを発表します(2010年まで)。2011年以降は、YouTubeにより自分の正当な対価を得られないことを理由に、アルバム作成をストップさせます。
ブロガーである私自身、私生活が忙しくなり、1999年以降~のプリンスのアルバムは聴き込んでいません。もしかしたら、すごい曲があるのかな・・・と思いつつ、今後の楽しみにしています。
プリンスは、残念ながら2016年に、鎮痛剤の過剰摂取によりこの世を去ります。もし、今プリンスが生きてたら、音楽シーンが変わったかもしれません。
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